宿題のお駄賃

葬儀の受付・帳場（香典を出すトコロね）を預かる
近所のお手伝いの方。

こんな葬儀の場だからなんとも言えないけれど、
いわゆる『馴染み』の方々。

通夜の際にお一方が、つつつっとワタシに歩み寄り
質問を投げかけました。
それが、また一般的な質問ではなく、それは仏教に関する言い回しについてでした。

さて、困った。
正直、分からない。

「申し訳ありません、ワタクシ不勉強のようで・・・」

「そうかぁ。。そうだよね。わかんないよねぇ。あれってなんだろうね（笑）」

「それでは、ワタクシの宿題に致します」

と通夜では、そんな会話を致しました。

このお仕事初めて早何年？
耳にはするけれど、なんとなく流して聞いていたような。

やはり日々勉強せねばならん。

早速帰って調べまくりました。

そして、解決！その宗派だけは、その耳慣れない言葉を使うという事が。
いや、ワタシが不勉強故に知らなかった事が分かりました。


そして葬儀告別式を終え、ひと段落した頃に、
昨夜質問をされた方に

「宿題をやってまいりました」と、お声をかけました。

調べた事をお教えする際には、お手伝いの他の方も、
ワタクシの話に耳を傾けてお、皆さん大変喜んでおられました。

「ありがとうございました。本当にワタクシも勉強になりました」
と言うと
「じゃぁ、これ持ってって」とお饅頭を差し出して頂きました。

一度はお断りしたものの、皆さんで再度勧めていただいたので

「それでは、宿題のお駄賃として、有り難く頂戴します」と言うと
皆さんが笑っておられました。
しかも２つも頂いてしまいました。


ワタクシちょっと怠けていたかも知れません。
その質問、ちょっと一般の方がする質問とは毛色が違ってました。

もっと勉強して知識を増やさなければなりません。
・・・と、深く思いました。

コメント 2

おはようございます。個人的に、仕事でのそういうやり取りは好きです。
by mistta (2012-09-02 09:55) 

>misttaさん、こんばんは。
時にはそんなホノボノやりとりがあります。しかし、今回のは日頃の勉強不足を痛感致しました。
by どんべえ (2012-09-03 20:21)