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どちらも辛いもの [葬儀のお仕事]

お盆でございます。

朝、遠目に見て若者たちがコンビニで休憩しているのを見掛けました。
車も若者らしい車。
旅行かしら?

ふと、事故だけは気を付けて、と思うのでした。

そう言えば、私は今年に入ってから事故の葬儀は担当していないかも。

被害者はもちらん、加害者も辛いものです。
その家族も。



加害者側のご家族が、ご葬儀に来られる事もあります。
(都会だと、後から弁護士通じて・・・とかになるのかなぁ?)
ただただ、取り返しのつかない事に対して、出来るだけの事をという誠意だと思います。

ご子息が起こした事故で、相手の方が亡くなり、
深々と頭を下げて、式場の後ろの席で泣き続ける親御さん。

お詫びをしたい、お線香をあげさせて下さい、と頭を下げに来られる親御さん。

その心中は・・・いかに辛いものか。

もちろん、ご遺族も、ある日突然、家族の命を奪われてしまったのですから、
遺族もやりきれない思いをぶつける事もあります。

加害者の家族が、罵倒されたり、帰ってくれと言われたり。
生きたまま返してくれ、と言われたり。

そうなるのでは?と頭では分かっていても、お詫びに来られるのですから、
ご葬儀に来る覚悟は、並々ならぬものだと思います。

ただ、亡くなった方は、その体のままは帰って来ない。
これは、どちらも分かっている事。


以前、加害者の親御さんに対して、責める事もせず、
ただ黙って受けていたご遺族。
また、非難や罵倒覚悟で来られた加害者の親御さんは、
何も責められず、ご両親共に泣き続けるという事も。

若者だけでなく、年老いても。
車やバイク、今は自転車だって加害者になる可能性はゼロではない。

ワタシだって。ワタシの家族だって。

ただ、家族にそんな辛い想いはさせたくないですよね。
どちらの立場にもさせたくありませんよね。

<交通安全>自分の安全だけではなく、
自分の大切な人たちを守る事にもなる事は忘れないように。

交通事故がなくなりますように。
願わずにはいられません。

お盆休みの方々、是非安全なお休みをお過ごし下さいませ。

#今月交通事故の被害者となり、亡くなられたAさん。主人と共にお世話になりました。
 ありがとうございました。どうぞ安らかに。合掌。
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mistta

今晩は。
一生心の中に消えない傷が残る事故。
そんな事故が一件でも起きないことを祈ります。
自分自身にも・・・。
by mistta (2013-08-15 01:34) 

どんべえ

>misttaさん、こんばんは。楽しい夏休み、となるこの時期にも痛ましい事故のニュースを聞くと、心痛みます。
ワタシも、運転には気を付けます。
by どんべえ (2013-08-15 19:24) 

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