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終戦の日 [葬儀のお仕事]

終戦記念日、と言った方が良いのだろうか?

毎年、お盆は主人の実家で、盆の飾りを手伝い、迎え火をします。
送り火の日は、仕事が入っていたりするのですが・・。

今年は、義兄が出かけていたので、私たち夫婦が主にお手伝いをしました。

精霊棚は義母の手を少し借りて、ワタシが組立ました。
完璧!

香炉の掃除。OK!

位牌磨きもお手伝い。
位牌の並べ方は、お義母さんしか分からないのでお任せ。

すると、今回手に取った位牌の裏には、「東京大空襲ニテ死ス」と記された位牌。
家族3人分。30代の両親と幼き子の名前。

義父に聞くと、「親父の兄弟で、結局見つからなかったんだけどな」と。

ワタシの手の中にある位牌が、急に『戦争』という事を語りかけてきたような気がしました。

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どちらも辛いもの [葬儀のお仕事]

お盆でございます。

朝、遠目に見て若者たちがコンビニで休憩しているのを見掛けました。
車も若者らしい車。
旅行かしら?

ふと、事故だけは気を付けて、と思うのでした。

そう言えば、私は今年に入ってから事故の葬儀は担当していないかも。

被害者はもちらん、加害者も辛いものです。
その家族も。

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ありがとう、ありがとう [葬儀のお仕事]

悲しい悲しいお別れがありました。

半年も経たないうちにお別れとなりました

1度手術を終えてから、ご自宅にお見舞いに行きました。
そして、今年2日間復帰。
再入院。
病院にお見舞いに。
その後、1週間後仕事中に訃報が届きました。

医師からは告知もされており、
ご自宅に伺った時には、開腹したけれど癌は取りきれずそのままになった事を聞かされました。
その後の様子は、Tさんの実兄の方から聞いておりました。

亡くなられてから奥様と御子息様には、仕事での彼の素晴らしさ、お世話になった事を
お話させていただきました。
ご自宅の顔とは違っていたようで、「聞けて良かった」と仰っていただきました。

お式も無事に終わり、ようやく書きますが、
皆、号泣。

ただただ、いつもの明るい笑顔を思い出しながら「ありがとうございました」と
お別れ出来ました。

さすがに、こんなお別れの時には、辛すぎる仕事であります。
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昨日の敵は、今日の応援団? [葬儀のお仕事]

おそろしい程、休みがありませぬ。

とあるご葬儀のお手伝いに、見覚えのあるお顔が・・。
ワタシの行く業者さんのライバル社に勤めている方ではないですか。

ライバル社と言っても、火葬場で会えば挨拶したりする事もあるので、
お顔は知っております。
ぉゃぉゃ。
・・・と思っていると、そちらのお方が近づいてきて、

「俺、やめたんだわ~。あそこのやり方、ひどくてさぁ~云々」

いやぁ、噂では聞いていたけれど、生花の扱いやアチラの社長のマージンの取り方、
でるわ、でるわ。

世話になった会社の悪口を言うのもいかがなものかと思いますが・・・。

でも最後に「今度はこっちを応援するからなっ!」ですって。
「宜しくお願いします」
その応援に恥じないように、頑張ります。

いやはや、人の縁は奇妙なものでもあります。
昨日の敵は今日の応援団らしいです。
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ご縁 [葬儀のお仕事]

例年の5月はさほど忙しくない時期ですが、
今年はなぜか大波乱。非常に忙しい5月となっています。

葬儀社さんにも色々ありますが、
ワタシの行くホールでは、霊柩車やマイクロバスは外注していたりします。
あっ、もちろんワタシも外注されております。

(もちろん、自社で所有している葬儀社さんもいらっしゃいますが)

今回のご葬儀のご親族様に、なじみの方が。

霊柩車のドライバーさん。

このお方、ワタシの知ってる限りで、一番好きなドライバーさんです。
身のこなし、人当り、言葉遣い。紳士的な方です。

いつも、今日の霊柩車は何人乗れるのかな?と思って、
外を見ていると、ワタシが思ってる事を察知して、
外から、指で一人なら1、と教えてくれます。

このお方。実は、ワタシのばぁちゃんの葬儀の時にお世話になりました。
まさか、その方のお身内のご葬儀をお手伝いするとは思いませんでした。

ん~。なにかご縁があるのでしょうか。

しかも、「あのお寺でのご葬儀から、どれくらい経ちましたか?5年くらいですかね」と
ばぁちゃんの時の事も覚えていただいていて、感激しました。

今回、ワタシは良い仕事を出来たでしょうか。

生きている限り、人とのご縁は巡り巡って、つながるものではないか、
そう思わずにはいられない日でした。
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勇気を出してみた [葬儀のお仕事]

以前から見かける彼女。

きっと同級生だろうなぁ・・と思っていた彼女が遺族で来ていました。
高校の時から変わらない容姿。

同じクラスだったけれど、高校生時代すごく仲が良かったわけでもなく。

彼女は明るくてクラスの中心的存在。
 同窓会の幹事もやったりしています。
ワタシは、地味で何事も消極的。

ワタシの事は覚えてないだろうなぁ、なんて思っていました。

ましてや、身内を亡くされて悲しい時にしか、再会しないワタシたち。
いつも声をかけようか、迷っておりました。

今日は勇気を出して、式が終わってから、声をかけてみました。

「○○ちゃんだよね?」
「どんべえさんだよね?いつも仕事してる時だから声かけてもいいか迷ってたんだ」

・・と言ってなぜか手を握っていました。

!!なんと彼女も分かっていたんだ!!

連絡先を交換しました。
ワタシは同窓会は1回しか行った事がありません。

引っ越しばかりしていたので、卒業してから会う事って1人くらいしかいないし。

なんだかドキドキします。

ささやかな勇気だけど、声をかけて良かった。
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お寺はお金持ち? [葬儀のお仕事]

年末の話なのですが、フト思い出して書いてみます。

とあるお寺に泥棒が入ったそうで、
その時のご住職方の会話が、面白かったので。
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住職1 「○○寺に泥棒が入ったらしいんですよ」

住職2 「へぇ~、いくら盗られたの?」

住職1 「一千万円近くあったらしいよ」

住職2 「そんなに!!・・・というかそんなに持ってるの?」

住職1 「そうだよね、困っちゃうよねぇ。どこのお寺にも、そんなに持ってると思われるのは。
     ウチ、そんなお金持ってないよ」

住職2 「どんべえさん、○○寺知ってる?」

ワタシ 「いえ、存じ上げませんが。何にせよ、罰当たりな行為ですね」

住職1 「あそこ、すごい立派なんだよぉ~」

住職2 「ウチも泥棒入ったら、『これだけしかないのか』って言われちゃうよなぁ。。」

3 人 <笑>
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心配するのはそっちかい!・・ってツッコミたくなる会話でした。
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癌晴れ [葬儀のお仕事]

今日は友引。午前中はゆっくり。

さて、ワタシが仕事でお世話になっている方。
なまり言葉を話し、冗談好き。見た目には似合わないくらい細かな事に気付くTさん。

先月、調子が悪く、胃カメラ飲みに行くので、休むと仰ってました。

そして・・・癌が見つかったそうです。

そこからはTさんがよくしていた事を忘れないようにやってきました。

手術は今月。
先日、久しぶりに元気な顔を見ました。

「早く復帰してきてね~」
「そう簡単に戻れるわけなかっぺ。ガンバコ用意しとけ~」

本人はいたって明るくしておりました。
ガンバコとは・・・この地域で言う古い言い方でして
お棺の事です。

職業柄の冗談・・・。
多くの死と向き合ってきたからこその、ある意志を感じました。

くしくも、歌舞伎俳優 中村勘三郎さんが亡くなり、
ご遺族も「癌晴ってきた」という言葉を使われておりましたね。
ご本人もご家族もこの言葉を使ってきたようです。

「癌を晴らす」

Tさん、癌晴れ!待ってます。
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感傷的な雨音 [葬儀のお仕事]

私利私欲のために、親族の命を奪ってしまう、何とも不気味な事件が起きている中、

今日は、辛い涙雨となる葬儀でした。

ワタシと同い年の方。

連れ合いさんもいて、お子さんもいて、親御さんも健在で、
悲しむお友達も同僚もいて。
はたから見れば
恵まれているではないか、とも思える方。

どうして、自らの命を絶ってしまったのでしょうか。

誰にもわからない。

家族の傷つきようは、胸が痛くなるばかりでした。
どんな事があろうとも、ただずっと傍にいて欲しかった事でしょう。

今宵、まだ悲しみの雨の音が心に響きます。。

明日も、心を込めて・・・。
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忘れ物 [葬儀のお仕事]

久しぶりに仕事の話を・・。

とかく多い忘れ物。

何が大事かって、『落し物の持ち主を、その場で見つけて返却する事』

一般の方の忘れ物は、すぐに帰られてしまい、
そうそう本人に戻らない事が多い。

わざわざ葬儀場に取りに戻らない方が多い。
高価なものは別ですが・・。

また忘れた事に気付くのが、次に起きる葬儀参列の時であるとか・・。

忘れ物・落し物の定番、葬儀場ならではで言えば、
 ふくさ・数珠・返礼品・パールのイヤリング

いつ、どこに落ちていたか、という事も重要になってきます。
ご親戚の席であれば、一般の方よりも滞在時間が長いので、ご本人様にお返し出来たりします。

逆に、「アクセサリーがなくなった!」と仰るご婦人。
やはり盗難という事になると大変なので、手分けして
ホール内をくまなく探した上に、

『バッグに入っていたわぁ~!』なんて事も。
バッグに入れた事を忘れてたのねぇ~。

残念ながら、落としてないものは、どう頑張っても探せません。。

忘れ物にはご注意を!
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